食事を整えて運動をしても、なかなか落ちない部位があります。その代表が二重あごで、無理な減量でようやく減らしても顔のボリュームまで一緒にこけてしまい、かえって老けて見えやすくなります。この記事では、二重あご部位の脂肪に用いられるブイオレット(V-OLET)注射の仕組みと施術の流れ、施術後に現れる反応まで順に整理します。

ブイオレット注射は何が違うのか
ブイオレットは韓国のデウン製薬が製造する注射剤で、成分の分かりにくい従来の脂肪溶解注射とは異なり、二重あご部位の脂肪減少について韓国で唯一、食品医薬品安全処(MFDS)の承認を受けた製品です。主成分はデオキシコール酸(DCA)で、人体の胆汁酸に近い性質を持ち、脂肪を乳化させて脂肪細胞の細胞壁を壊します。単に脂肪のボリュームを減らすのではなく、脂肪細胞の数そのものを減らす方式です。さらにコラーゲン合成を助ける作用もあるため、その部位の肌のハリのケアにも役立ち、臨床の現場では二の腕や太ももなどにオフラベルで用いられることもあります。
脂肪だけの問題か、たるみも見るべきか

二重あごのお悩みで来院された方を拝見すると、脂肪とあわせて加齢によるたるみが重なっているケースが少なくありません。このような状態であれば、ブイオレット2cc一回よりも複数回の施術をおすすめすることになり、状態によっては二重あごのウルセラのような引き締め施術を併用したほうが結果を高めやすい場合もあります。何本必要か、ご自分の二重あごに合う組み合わせは何かは、インターネットの口コミではなく、実際に顔を診た医療者の判断が基準になるべきです。スキニーク医院のすべての施術は、担当する院長が直接カウンセリングを行ったうえで進められ、必要のない施術はおすすめしないことを原則としています。
正規品の確認から空バイアルのチェックまで
カウンセリングを経て施術が決まったら、使用する未開封の製品と使用期限を先にお見せし、目の前で開封して注射器に移します。

施術が終わったあとには空バイアルまで確認していただきます。やや過剰と思われるほど過程を透明にお見せする理由は単純です。どの薬剤がどれだけ入ったのかを患者さんご自身の目で確認できてこそ、信頼が積み上がると考えているためです。
注射はどこに、どのように行うのか

施術前に院長が進行の順序をあらかじめ説明して緊張をやわらげたうえで、あごを引いて二重あごの肉が折り重なる状態をつくり、その折り目を中心に薬剤を注入します。この部位には注射を避けるべき構造物があり、それを把握せずに無分別に注射すると副作用につながりかねないため、注入位置を厳格に守って施術します。

数回のチクッとする注射で、2ccの注入はすぐに終わります。
施術後の痛みと腫れ、これは副作用でしょうか
薬剤が入るとすぐに重だるさやしびれるような感覚、熱っぽさが現れることがあります。これはデオキシコール酸が脂肪を分解する過程で起こる一種の炎症反応で、個人差はありますが、熱感・重だるい痛み・腫れが通常1〜2週間ほど続くことがあります。薬剤が働いている過程で現れる自然な反応ですので過度にご心配いただく必要はありませんが、症状が特に強い場合や長引く場合はクリニックへご相談いただくと安心です。

施術後はアイスパックで部位を落ち着かせてからご帰宅いただけます。カウンセリング、準備、施術まで、思ったより長くはかからない施術です。

まとめ
ブイオレットは食品医薬品安全処の承認を受けたデオキシコール酸配合の注射剤で、二重あごの脂肪細胞の数を減らす形で働き、施術後1〜2週間の熱感・腫れは自然な反応にあたります。必要な回数や併用する施術は顔の状態によって異なりますので、診療を通じてお決めください。詳しい費用は料金のご案内でご確認いただけますし、自分の二重あごに合う施術の方向をチャットで相談するから先にお尋ねいただいても構いません。
この記事はパク・テヒョン代表院長が執筆しました。スキニーク医院の代表院長であり、大韓レーザー皮膚毛髪学会の首席理事を務めています。
初回公開 2024年1月9日 ・ 最終確認 2026年8月23日
本文は一般的な医学情報のご案内であり、肌の状態や施術への反応には個人差があります。治療の要否と方法は診療を通じてご判断ください。
