顔にできた茶色い斑点は「シミ」という一言でまとめられがちですが、実際にはシミ・そばかす・肝斑がそれぞれ異なる深さに位置する別の色素病変です。深さが違えば反応する波長も変わるため、この記事では表皮性の色素に用いるIPL機器アイコンMaxGと、それを含む4種のレーザーを組み合わせるスキニーククリニックのピコクアトロトーニングを整理しました。
IPLはどのような方式の機器ですか
IPL(Intense Pulsed Light)は、単一の波長だけを使う一般的なレーザーと違い、複数の波長が混ざった光を強いパルスの形で肌に届ける方式です。

スキニーククリニックが運用するサイノシュアのアイコン(Icon)はFDA承認を受けたIPL機器で、高エネルギーのパルス光を用いて色素をはじめとするさまざまな肌の悩みに活用されます。

まずは色素の種類を見分けることから
IPLが色素病変に広く使われているのは事実ですが、すべての色素に同じように効くわけではありません。真皮まで及んだ肝斑よりも、肌の表面近くにある表皮性の色素がIPLの主な適応です。問題は、顔の色素をすべて肝斑だと思い込み、インターネットの口コミだけを見て特定のレーザーを決めたうえで来院される方が多いことです。色素は生じた原因も、形も深さも人によって大きく異なるため、どの機器を使うかは自分で判断するよりも、医師が肌を直接確認したうえで決めるほうが安全です。

4種のレーザーを組み合わせるピコクアトロトーニング
スキニーククリニックのピコクアトロトーニングは、ピコトーニング・ピコフォーカス・アイコンMaxG・ジェネシスレーザーの4つを併用するプログラムです。そばかすやシミのような表皮性病変と、肝斑のような真皮性病変に、それぞれ異なる波長と方式でアプローチするための構成です。血管拡張や赤みを伴う肌は色素の悩みも重なりやすく、その場合にMaxGが表皮の色素と赤みを同時に扱えることも、組み合わせの理由です。


それぞれのレーザーが担う役割
ピコレーザー系は色素粒子を精密に狙ってさまざまな色素病変に対応しながら肌トーンの改善を助け、アイコンMaxGは表皮の色素とあわせて赤みを扱います。

そこに波長の長いジェネシスレーザーが真皮層へ熱を届けて肌の再生を助け、メラニンによる色素性病変に補完的な役割を加えます。

施術後、色素はこのように抜けていきます

レーザーに反応した表皮の色素は、施術直後にわずかに膨らんで灰褐色に変わり、数日かけて薄いかさぶたとなって自然に剥がれていく経過をたどります。かさぶたにならず、サイズが小さくなったり色が薄くなる形で反応する場合もあり、反応の速さや程度には個人差があります。

一律の回数パッケージではなく、オーダーメイドの構成
シミだけの方、肝斑だけの方、そばかすと肝斑が重なった方、赤みやニキビを併発している方すべてに、同じトーニングを同じ回数すすめるのは合理的ではありません。スキニーククリニックは診断結果に応じて、保有する機器の中から必要なレーザーだけを選んで構成することを原則としています。詳しい費用は料金案内でご確認いただけます。

まとめ
肝斑・シミのケアで大切なのは機器の名前ではなく、自分の色素の種類と深さを知ることです。表皮性の色素ならアイコンMaxGのようなIPLが、真皮性の病変なら別の波長の組み合わせが必要なこともあり、その判断は診療から始まります。ご自身の顔の色素がどのタイプか気になる方は、チャットで自分の色素タイプを相談するからお問い合わせください。
この記事はパク・テヒョン代表院長が執筆しました。スキニーククリニックの代表院長で、大韓レーザー皮膚毛髪学会の首席理事を務めています。 初回公開 2021年8月27日 ・ 最終確認 2026年8月24日
本文は一般的な医学情報のご案内であり、肌の状態や施術への反応には個人差があります。治療の要否と方法は診療を通じてご判断ください。
