肝斑やシミの治療を調べていくと、どこでもピコトーニングという名前に出会います。ところが同じピコトーニングでもクリニックによって施術の組み立てが異なり、結果の差もそこで分かれることが少なくありません。この記事では、ピコトーニングの仕組みとあわせて、SKINIQUEクリニックが複数のレーザーを組み合わせてトーニングプログラムを構成している理由を整理しました。
ピコトーニングの仕組み

ピコトーニングは、1兆分の1秒(ピコ秒)単位のきわめて短いパルスでレーザーを照射するピコレーザーをベースにしたトーニング施術です。ナノ秒単位で作動する従来のレーザートーニングに比べてパルス幅が1000分の1と短いため、周囲の組織に熱が広がる前に色素粒子だけを選んで砕くことができます。色素がより細かく砕けるぶん、同じ病変でも比較的少ない施術回数でアプローチできる点が利点です。
よい機器が1台あるだけでは足りない理由
色素といっても、すべてが同じ色素ではありません。肝斑・そばかす・シミは、できた原因も、定着している深さも、大きさもさまざまで、そこに肌質まで加わると場合の数はさらに増えます。ひとつのシミを落とすときも果汁汚れか油汚れかで洗剤を変えるように、肌の色素にも病変の性格に合った波長と深さのレーザーを選んで使う必要があります。どれほど優れたピコレーザーでも、1台だけですべての色素をまかなうことが難しいのはそのためです。
ピコ トリプルトーニング・クアトロトーニング、組み合わせの設計

そこでSKINIQUEクリニックはピコトーニングを単独で使わず、複数のレーザーを一度の施術のなかで組み合わせるピコ トリプルトーニング・ピコ クアトロトーニングのプログラムとして運用しています。構成の骨組みはこうです。濃い色素はピコトーニングが受け持ち、薄い色素と全体的なトーンの改善は755nmアレキサンドライトによるアレックストーニングが担当し、残った病変は部位ごとのスポット照射で整えます。ここに表皮の色素・赤み・毛穴を扱うアイコンMaxG、真皮の再生を助けるジェネシストーニングまで、肌質に合わせて加えていきます。色素を取り除くだけにとどまらず、キメと再生まで一緒に見据えた複合的な設計です。
来院のたびに変わる処方

施術前には院長が直接カウンセリングを行い、色素病変の種類と肌の特性を把握して、その方だけのレーザーの組み合わせを決めます。そして複数回にわたって通われる場合も、最初に決めた構成を機械的に繰り返すことはありません。レーザーに反応して変化した肌の状態を毎回あらためて確認し、そのときどきに必要な機器やチップを変えながら組み合わせを調整します。決められた回数を同じ方法で消化するやり方とはアプローチそのものが異なり、プログラムの大枠はあっても、肌の状態によって別の機器が加わることもあります。
こんなお悩みがあれば

長年の肝斑がなかなか薄くならない場合、レーザー治療のあとむしろ色素が濃くなった経験がある場合、支払った回数のために効果のはっきりしない施術を受け続けている場合は、いまの施術構成が自分の色素に合っているのかをまず見直してみる必要があります。色素治療は機器の名前ではなく、病変の診断から出発すべきものだからです。


ただし色素の種類や肌の状態によって、反応の速さや改善の程度には個人差がありますので、十分なカウンセリングを経て治療計画を立てられることをおすすめします。詳しい費用は料金案内でご確認いただけます。
SKINIQUEクリニックのお約束

レーザー治療は、診断と組み合わせ、そして毎回の調整が積み重なって結果をつくっていく過程です。信頼してお越しくださるお一人おひとりの肌の状態を基準に、その日の肌に必要な施術を正直に構成してまいります。
まとめ
ピコトーニングはピコ秒のパルスで色素を細かく砕くトーニング施術であり、色素の深さや性格がそれぞれ異なるからこそ、複数のレーザーを組み合わせて毎回調整する進め方が大切になります。ご自身の肝斑やシミにはどの組み合わせが合うのか気になる方は、チャットで色素のお悩みを相談するからお問い合わせください。
この記事はパク・テヒョン代表院長が執筆しました。SKINIQUEクリニックの代表院長であり、大韓レーザー皮膚毛髪学会の首席理事を務めています。 初回公開 2021年8月14日 · 最終確認 2026年8月24日
本文は一般的な医学情報のご案内であり、肌の状態や施術への反応には個人差があります。治療の要否と方法は診察を通じてお決めください。
