ウルセラ、サーマクールFLX、シュリンク……リフティングを調べ始めると、聞き慣れない機器の名前が一度に押し寄せ、どこから比べればよいのか分からなくなりがちです。この記事では、まず高密度焦点式超音波(HIFU)と高周波(RF)の原理の違いを押さえ、そのうえで2つの方式を1台の機器にまとめたブイロ(V-RO)リフティングの特徴と施術の感じ方を順に整理します。

超音波リフティングと高周波リフティングの違い
リフティング機器は大きく2つの系統に分かれます。ウルセラに代表される高密度焦点式超音波(HIFU)系は、皮膚の深いSMAS筋膜層に超音波エネルギーを集めて組織を収縮させる方式で、下がったラインを引き上げることに焦点があります。一方、サーマクールFLXに代表される高周波(RF)系は真皮層に熱を伝えてコラーゲンの生成をうながす方式で、肌表面のハリを整えるタイトニングに強みがあります。

どちらかが正解というより、たるんだラインが悩みなら超音波、細かなハリが悩みなら高周波が優先される、という考え方です。難しいのは、実際のカウンセリングでは両方の悩みをあわせてお話しになる方のほうがはるかに多いという点です。ラインとハリを両方ケアするには2つの施術を併用する、いわゆる「ウルサーマ」の組み合わせが理想的ですが、施術時間・痛み・費用の負担がいずれも大きくなるという限界があります。
ブイロリフティング、1台で超音波と高周波を一緒に

ブイロは韓国の医療機器メーカーであるハイロニック(Hironic)が開発したHIFU機器で、ダブロからダブロゴールドへと続いてきた超音波リフティングのラインアップにおける最新機種です。核心はハンドピースの構成にあります。広い面をカバーするリニアタイプの超音波ハンドピースと、超音波・高周波を併用するペンタイプのハンドピースが1台にすべて搭載されているため、別々の機器を行き来することなく、1回の施術で2つのエネルギーをどちらも活用できます。
ペンタイプのハンドピースは、目もと・口もと・ほうれい線のように起伏があって扱いにくい部位を精密にカバーするのに向いています。まとめると、超音波で顔全体のラインを整え、高周波で肌の細かなハリを補うという流れを、1台の機器の中でこなせることがブイロの最大の特徴です。
施術のときはどんな感じか
痛みには個人差がありますが、ブイロは比較的負担が少ないほうに属します。リニアタイプの超音波の区間では瞬間的にチクッとした、あるいはピリッとした刺激が、ペンタイプの区間ではほんのりとした温感とともに細かな刺激が感じられる程度、とご説明できます。痛みが心配でリフティングを先延ばしにしてこられた方も、カウンセリングを通じて施術の強さを調整しながら進めていただけます。
費用が気になる方へ

ブイロは超音波と高周波を一度に受けられる点が長所なので、どちらか一方のモードだけを選ぶより、2つのモードをあわせて構成するほうが機器の特性を十分に活かせます。ショット数や構成によって費用が変わりますので、詳しい費用は料金のご案内でご確認いただけます。
同じ機器でも結果を分けるもの

最近はブログやYouTubeで施術情報を十分に調べてからご来院になる方が増えています。その準備がよい結果につながるためには、調べた施術が本当に自分の肌の状態に合っているのかを、医療スタッフと向き合って確認する過程が必要です。とくにリフティングは、顔全体のボリュームの分布とたるみの方向を読み取って設計する施術なので、診断のないまま決まったショット数を埋めるやり方では機器の性能を引き出しきれません。

SKINIQUEでは、カウンセリングの段階でお顔の特徴と気になる部位をまず把握し、減らすべきボリュームと守るべきボリュームを分けて施術計画を立てます。目もと・ほうれい線・口もとのように鏡を見るたびに気になる部位には、手間がもう一度かかっても施術をていねいに配分します。

まとめ
ブイロリフティングは、高密度焦点式超音波と高周波を1台の機器で実現し、ラインの改善とハリの補強を一度の施術であわせて目指せる選択肢です。リフティングが初めての方、超音波と高周波のあいだで迷っている方、痛みの負担でためらってこられた方は、十分なカウンセリングを経て方向を決めていただくことをおすすめします。自分の肌に合うリフティングの方向をチャットで相談する
この記事はパク・テヒョン代表院長が執筆しました。SKINIQUEの代表院長であり、大韓レーザー皮膚毛髪学会の首席理事を務めています。
初回公開 2024年3月22日 ・ 最終確認 2026年8月23日
本文は一般的な医学情報のご案内であり、肌の状態や施術への反応には個人差があります。治療の要否や方法は、診察を通じて決めていただくようお願いいたします。
