保湿クリームをどれだけ塗り重ねても、肌の内側から出てくるつっぱりやごわつきが解消されないのであれば、表面に塗る保湿ではなく、肌の内側にある水分の貯蔵庫そのものを見直す時期なのかもしれません。この記事では、架橋ヒアルロン酸スキンブースターであるバイリズン(BYRYZN)と、そこにゼオミンのスキンボトックスを加える混合施術がどのように進むのかを整理しました。
水光注射がすべて同じ水光注射とはかぎりません
肌の保湿の中心にあるのがヒアルロン酸(HA)です。真皮の中で水分をつかまえておくこの成分は、年齢とともに自然に減っていき、その結果が乾燥・ハリの低下・小じわといった変化につながります。水光注射は減ったヒアルロン酸を肌の中に直接補う施術ですが、同じ名前で呼ばれていても、どのヒアルロン酸をどの濃度で使うかによって、仕上がりの性格が変わることがあります。

バイリズンが従来の水光注射と異なる点
ヒューゲル社のバイリズンは、ヒアルロン酸の分子を鎖のようにつなぐ「架橋」工程を経たスキンブースターです。架橋によってHAの凝集力が高まると、肌の中で分解される速度が遅くなり、保湿の持続期間が長くなる方向に働きます。また、1ccあたりのヒアルロン酸含有量も20mg以上になるよう設計されています。さらに、粘性と弾性のバランスを調整することで、HA注入施術でしばしば話題になるエンボス(肌の表面が凹凸になる現象)の負担を抑えている点も特徴です。
スキニク医院では、バイリズンにボトックスを混合して注入する構成も行っています。ヒアルロン酸がもたらす水分感・ツヤに、スキンボトックスによる小じわ・毛穴・肌のキメの改善を1回の施術で重ねる方法です。もちろん、2つの施術の反応の程度には個人差があります。
カウンセリングで決めること

ご来院いただくと、まず院長カウンセリングから進めます。水分補給は多くの肌に無理なく合う施術ですが、今の肌悩みにバイリズン単独で十分なのか、スキンボトックスを併用したほうがよいのか、あるいは成分の異なるスキンブースターのほうが適しているのかは、肌の状態によって変わります。この判断をカウンセリングで一緒に整理したうえで、施術を受けるかどうかをお決めいただけます。

施術が決まると、クレンジングのあとに麻酔クリームを塗布します。目元や口元まで施術範囲に入れるには麻酔の段階から漏れなく行う必要があるため、クリームは広く丁寧に塗ることを原則としています。
製品の確認 — 目の前で開封します
続いて、施術の準備段階では使用する製品を患者さんにまずお見せし、その場で開封します。使用期限の確認もあわせて行います。

ボトックス混合を選ばれた場合も同様に、ゼオミンまたは韓国製ボトックス製品を開封前に直接ご確認いただきます。どの製品がどれだけ入るのかを患者さんご自身の目で確認できるようにすること。これはスキニク医院が守っている手順です。

確認を終えたバイリズンとボトックスを混合すれば、注入の準備は完了です。
ダーマシャインプロで注入する工程

注入はダーマシャインプロのインジェクターで行います。9本の極細ニードルと陰圧・自動感知センサーを備えた機器で、ニードルが入る深さと薬剤の注入量を一定に保てるため、手打ちに比べて施術のスピードと均一性を確保しながら、痛みの負担を軽くすることに役立ちます。

薬剤が表面に留まらず真皮層に収まるよう、注入の深さを管理することがこの段階の要点です。


顔全体を均等にカバーしつつ、目元・口元のように扱いの難しい部位も安全な範囲の中でできるだけ近くまでアプローチし、カウンセリングでお話しいただいた気になる部位はもう一段密度を上げて扱う、という進め方をしています。施術直後は赤みやニードルの跡が一時的に残ることがあり、続くモデリングパックで鎮静の工程を経てからご帰宅いただきます。回復の速さには個人差があります。

詳しい費用は料金のご案内でご確認いただけます。
まとめ
バイリズンは架橋工程によって保湿の持続力を高めたヒアルロン酸スキンブースターであり、ゼオミンのスキンボトックスとの混合施術は、水分感と小じわ・毛穴のケアという2つの方向に1回でアプローチする構成です。ご自身の肌には単独施術と混合施術のどちらが合うのか気になる方は、チャットで自分の肌に合ったスキンブースターを相談するからお問い合わせください。
この記事はパク・テヒョン代表院長が執筆しました。スキニク医院の代表院長であり、大韓レーザー皮膚毛髪学会の首席理事を務めています。 初回公開 2023年2月9日 ・ 最終確認 2026年8月24日
本文は一般的な医学情報のご案内であり、肌の状態や施術の反応には個人差が生じることがあります。治療の要否や方法は、診察を通じて決定してください。
